穴をふさげばバケツの水はすぐにいっぱいに
- ニュースレターの上手な使い方, ニュースレターを成功に導く考え方
- 2020-01-27
メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
携帯電話会社のテレビCMっておもしろいですよね。旬の歌手や俳優さんを起用して「料金プラン」はもちろん「つながりやすさ」や「ファッション性」など、あの手この手で広告していますよね。
その中でも特に力を入れているのは『乗り換えキャンペーン』ではないでしょうか。他社から乗り換える場合、機種を無料にしたりキャッシュバックしたり、お得感を前面にアピールしています。
携帯電話は一度加入するとやめにくいという特徴があります。だからこそ「他社から乗り換え」させるためには大胆な割引が必須なのでしょう。
また、それと併せて携帯会社は、顧客が他社に奪われないための戦略にもとても力を入れているそうです。 例えば、継続ユーザーへのポイントサービスや、基本料の割引など行って対抗しているそうです。
ところで、経営において利益を増やすためには、経費を抑えるとともに、売上も増やさなくてはなりません。そして、売上を増やすためには、“新規のお客様”を増やせるかどうかが、重要なカギとなってきます。
ただし、新規客だけを集めるのに注力するだけではダメで、既存客の流出を防ぐこともより重要になってきます。
例えば、1年間に今の既存客を20%失うとします。こういった状況で、昨年よりも10%売上を上げようとするなら、失ってしまった分も取り戻すために30%もの新規客が必要となります。
一生懸命新規を集めたとしても、既存客がどんどん流出してしまっているようでは、それはまるで「穴のあいたバケツに水を貯める」ほど難しいものになってしまうでしょう。
したがって、新規を集める前にまずやることは、既存客が流出する「穴」をふさぐことです。
この流出を最小限に食い止めることができれば、新規客を集めることばかりに注力しなくても「バケツ」の水は少しずつ貯まっていき、気がつくと一杯になっていることでしょう。
既存客をしっかりフォローしてまた買ってもらったり来てもらったりすることの方が、常に新規客を追い求めることにせっせと励むよりもずっと効率的だとあなたは思いませんか?
既存客が流出してしまうのはとてももったいないことです。だからこそ、普段からお客様にもっと喜んでいただけるようご自身のビジネスを磨き、お客さんとのコミュニケーションを密にして信頼関係を絶やさないようにしておきたいですね。
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