メディカルコンテンツ（株）　田中　巧
 
 
 
新型コロナウイルスの影響により、今月７日に「緊急事態宣言」が発令されました。
 
 
発令されたことで、これからますます人的・経済的にも日本は厳しくなると思います。
 
 
この状況を「戦後最悪」と唱える専門家の方もいますが、しかし嘆いていても何も始まりません。
 
 
最悪な状況かもしれませんが、その中で最善を模索して「アフターコロナ」に備えておくことが大切です。
 
 
いま私達ができることは何なのか、ちょっと考えてみませんか？
 
 
私は２つ思いつきました。
 
 
一つ目は、『既存客さんへのフォロー』です。
 
 
これをお読みのあなたも今後の先行きは不安だと思いますが、きっとお客さんも不安でいることと思います。
 
 
ですから、そんな時こそニュースレターを有効活用して、可能な限りお客さんの不安を取り除いてあげることはできないでしょうか。
 
 
たとえば「あなたのお店が感染予防として取り組んでいること」や「スタッフの皆さんの笑顔の写真」なども載せることを心がけてみてください。
 
 
「私たちも頑張っています！」という思いを、スタッフの写真付きで伝え、ニュースレターを作り込んでみてください。
 
 
こうした今やれる範囲の中でフォローをすることで、お客さんも安心されることと思います。
 
 
最終的には「この状況が良くなったらまた行こう」とお客さんに思ってもらえるような、そんなコンテンツを載せていくことが大切です。
 
 
その点を考慮しながら、コンテンツ作りに力を入れていただければと思います。
 
 
そして、外出を自粛されているお客さんのご自宅に「ダイレクトメール」としてぜひ送っていただきたいと思います（その際は、売り込みのチラシなど入れるのは控えめに）。
 
 
そして、もう一つは『勉強』です。
 
 
いま、本の売上が伸びているのはご存知でしょうか？
 
 
おそらく、在宅勤務や休業などで余暇が生まれた人たちが買い求めているからでしょう。
 
 
だからこそ、時間がある今、勉強に集中して「サービスや技術の向上」に投資してみるのも良いかもしれません。
 
 
このようなことを言うと不謹慎と思われるかもしれませんが、まとまった時間が取れることは滅多にない機会でもあります。
 
 
ちなみに、書籍以外でも、ネット上では無料で見れる書籍や動画もあるそうなので、お金をかけずに勉強をすることも十分に可能です。
 
 
とはいえ、いつまでもこの状態が続くと困ってしまいます。
 
 
従来通りの営業がいつまでもできなければ、当然ですがどの業界でも廃業に追い込まれてしまいます。
 
 
問題は、新型コロナウイルスがいつ収束するかです。
 
 
専門家の間では、５月６日までの緊急事態宣言期間中に人との接触を「８割減らせば１カ月間」「７割減では３カ月間」でおおむね流行が収束すると言われています。
 
 
収束まで１年以上かかると見ている専門家も中にはいますが、とりあえずは１～３ヶ月を目安に活動するのがよいかと思います。
 
 
したがって、まず始めの１ヶ月間は「既存客さんのフォロー」の時間にあてていただきたいと思っています。
 
 
そして、収束まで１ヶ月以上かかるようなら、今度はフォローに加え、「勉強」にも時間をまわしていかれると良いのではないかと思います。
 
 
戦後最大の試練とも言われる「新型コロナウイルスとの戦い」は、もしかすると長期戦になるのかもしれません。
 
 
もし長期戦になるのであれば、国の支援も早々に限界が来ることが予想されるため、私たち経営者はこの状況を覚悟して、そのための対策を立ててアグレッシブに動かなくてはいけません。
 
 
これまでのプライドを捨てて、変化を怖がらず、自分を信じて、粛々と対策を続けられた者だけが、このウイルスとの戦いの勝者になれるのだと思います。
 
 
今回のこの騒動は「お前の仕事は世の中に本当に必要とされているのか？」とウイルスに試されている、そういったテストのようにも思えます。
 
 
ですから、何が何でもこの戦いの勝者になりたいと思いますし、あなたも勝者になってください。
 
 
やまない雨はない、そう信じて、今はできることを精一杯やるだけ。
 
 
このウイルスとの戦いを、共に頑張って行きましょう！！