“ニュースレターのデザイン”軽視していませんか?

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メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
 
 
一生懸命作ったニュースレター、書いていることがどんなに素晴らしい内容だったとしても、それを「読みたい!」と思ってもらえなければ、それは非常にもったいないですよね。
 
 
実は、その「読みたい!」と思ってもらえる感情的なつながりは、「デザインの良し悪し」もとても重要なポイントです。
 
 
そこで今回は「デザインで読むきっかけをつくる」といったお話しをさせていただきます。
 
 
たとえば、あなたが本屋に入った際、本や雑誌の「装丁デザイン」に惹かれて思わず手に取ったことありませんか?
 
 
また、今インターネット上では無数のホームページが存在していますが、ページのデザインやレイアウトが陳腐だったりすると、中身を読まずにページを消しちゃったり、書いている内容の信頼性を疑ってしまったりするようなことってないでしょうか?
 
 
「あるある」って頷いている方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
 
 
このように、書店で売られている本や雑誌、ネット上のホームページでも、デザイン性が販売数や精読率に大きく関係しています。
 
 
 
 
また、会社の業績だって「デザイン」が大きく関係している場合もあるでしょう。
 
 
たとえば、パソコン業界を見渡すとデザイン性に優れた「アップル社」が勝っていますよね。
 
 
また、アパレル業界だって、豊富なスタイル、カラーバリエーション、清潔な店内、おしゃれなCMの「ユニクロ」の独壇場です。
 
 
このように世の中を見渡すと、今勝っている企業のほとんどが「デザイン」をとても意識しているように思いませんか?
 
 
 
 
実は「デザイン」に関してこんなお話もあります。
 
 
ヨーロッパのポーランドにある創業400年の歴史ある新聞社が、新聞のデザインを一新させることで産まれ変わったというお話です。
 
 
どういうことかというと、新聞そのものはニュースを伝えることが目的なので、基本的に活字が中心です。
 
 
しかし、インターネットが普及したため、ニュースを伝えるその役割が新聞からネットにシフトしてしまい、新聞がなかなか売れなくなってしまいました。
 
 
そんな先の見えない状況の中、この新聞社ではある取り組みが行われました。それは「新聞のデザイン性を高める」といった試みです。
 
 
この新聞社のデザイナーであるジャチェック・ウツコ氏は「シルク・ドゥ・ソレイユ」のパフォーマンスを見て「サーカスを最高のアートに仕立て上げた!」と感動したことがきっかけで、「活字だけのつまらない新聞でも同じことができるのではないか?」と思い立ち、すぐさまそれを実行に移したのです。
 
 
そして彼は、新聞の記事一つ一つのデザインを見直し、まるで“ポスター”のようなデザイン性のあるものに新聞を生まれ変わらせてしまったのです。
 
 
このアイデアは400年もの長い歴史のあるこの新聞社の常識を破った革新的なものでした。
 
 
そしてその結果、ニュースデザイン協会から「世界一素晴らしいデザインの新聞」と謳われるようになり、発行部数もロシアで29%増ポーランドで35%増ブルガリアでは100%増という素晴らしい成果をあげてしまったのです。
 
 
 
 
この革新的なアイデアを考えたデザイナーのウツコ氏は、のちにこう話しています。
 
 
「音楽にリズムがあるように、紙面にもリズムがある」
 
 
「デザイナーはデザインで、これを読者に体感させる責任があるのです」
 
 
その新聞を読者が“気に入る”という感情は、見た目の“ビジュアル”によって引き起こされることも往々にしてある。こういったことを彼は説いたのです。
 
 
このように新聞の見た目の「デザイン」に惹きつけられたことで、読んでみようと思わせる“新たなモチベーション”が産まれることもあるのです。
 
 
このようにあなたが今出しているニュースレターも、読んで下さっている方のことを想像して、どんなデザインなら読んでみようと思うのか?どんなデザインなら手に取ってもらえるか?といった「デザイン」のことも意識しながら作成に取り組んでみてはいかがでしょうか?
 
 
 
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