繁盛店はみな「フル●●●●●●●」をやっている

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メディカルコンテンツ株式会社 代表 田中 巧
 
 
繁盛店の共通点って何だかわかりますか?
 
 
私が見ていて思うのは、どこも『フルマーケティング』を実践しているという点だと思います。
 
 
 
 
フルマーケティングとは何かというと、ホームページ、チラシ、SNS、新聞・雑誌広告、電柱広告、バス広告、ハガキ、ニュースレター、LINEなど…『あらゆる手段を用いてお客を集めること』。これをフルマーケティングといいます。
 
 
例えば、ホームページを使ったマーケティングといえば「SEO対策」「PPC広告」があります。これらをインターネットマーケティングに上手に取り入れることで、たくさんのお客を集められるホームページにすることができます。
 
 
また、フルマーケティングを実践しているところはホームページだけでなく、「折込チラシ」「野立て看板」「電柱広告」「バス広告」などのアナログ的な広告もしっかり活用して集客を行っています。
 
 
そして、もちろん「顧客フォロー」にも抜かりありません。
 
 
例えば、初めて利用するお客様には後日必ず「手書きメッセージ入りのハガキ」を送ったり、月一回「ニュースレター」を自宅に送って定期的に接触することも当たり前のようにやっています。
 
 
その他に「LINE」のようなITツールを活用して割引情報などの配信もしたりしています。
 
 
まさに思いつく“あの手この手”を尽くした集客活動を飽きることなく愚直に取り組んでいます。
 
 
 
 
その一方で、集客があまりうまくいっていないお店の場合は、一つか二つ程度の集客法しか実践していないように思います。
 
 
例えば、あの集客法が良いとセミナーで聞けば、今まで続けていたものをあっさり止めてそっちを始めたり…。そして、こっちを始めて思うような効果が出なければやめて今度はまた別のことをはじめたり…。このように「右往左往」しているような印象です。
 
 
 
 
では、なぜフルマーケティングを実践しているお店は繁盛している傾向があるのでしょう?
 
 
おそらくそれは、商圏での『認知度が高まる』からだと思います。
 
 
 
 
実は、広告の媒体に応じて、その広告を目にする層ってある程度決まっています。例えば、「折り込みチラシ」でしか接触できない層がありますし、「バス広告」でしか接触できない層がいます。
 
 
もちろん一部の層は重なる場合もあると思いますが、さまざまな媒体に広告を出すことであらゆる層にリーチされ、その結果、商圏での認知率を広げられて売上に直接的な影響を与えているのだと思います。
 
 
 
 
「でも、認知度って、そんなに売上に影響を与えるの?」…こう疑問に思っている方のために、最後に『確率思考の戦略論-USJでも実証された数学マーケティングの力』という書籍を紹介したいと思います。
 
 
この書籍は、経営難に陥っていた「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を劇的にV字回復させた人物として知られる、日本を代表するマーケター森岡毅氏が著した本です。
 
 
この書籍の42ページで森本氏は「仮に自社ブランドの市場における消費者認知が50%だったとすると、それを10pts伸ばして60%にすることができれば、ほぼ確実に売上は20%も伸ばすことができます。極端な嗜好品の場合はそうはならない場合もありますが、認知率の伸びに対してビジネスはあるレベルまでは直線的な関係で伸長していきます」、このように述べています。
 
 
この引用文を読んでも分かる通り、認知度を上げているところが繁盛しているというのは一理あるわけです。
 
 
したがって、「確率思考の戦略論」に倣い、あなたのお店の商圏での認知率を高めようと思えば、ホームページやチラシだけでは足りません。野立て看板やバス広告といったアナログな媒体だって活用する必要があるでしょう。
 
 
 
 
「お店の商圏認知率を高めるにはどの媒体を使ったらいいか?」
 
 
こういったことを考えて思いつく限りの手法にすべて取り組めば、認知率を高めることができて必ず業績アップに結び付けることができると思います。
 
 
ぜひ、今回ご紹介した「フルマーケチング」という考えを、あなたのお店の集客にも導入されてみてはいかがでしょうか。
 
 

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