ニュースレターが捨てられていた…こんな場面に直面したら?
- ニュースレターを成功に導く考え方
- 2021-08-10
メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
先日、私のところにあるお客様から電話がかかってきました。
そのお客様はたいそうブルーになっている様子で、「ニュースレターを出していて悲しいことがあった…」という話から始まりました。
「せっかく渡したニュースレターが捨てられていた…」と、そして「捨てられるくらいなら、もう、やめようかな…」とも。かなり落ち込んでいるようでした。どうやら、お客さんにお渡ししたニュースレターが、近所のゴミ箱の中に捨てられていたようなのです。
力を注いで作ったニュースレターが、ろくに読まれもせずに捨てられていたら、誰でもショックでしょう。「捨てられるくらいならもうやめてしまおう」こう思いたくなる気持ちもとてもよく分かります。
でも、ちょっと待ってください!
捨てられた現場を見ただけで、すぐにやめてしまうことが、本当に良いことなのでしょうか?
そもそもニュースレターは、多くのお客さんに無差別に、画一的にお渡ししているものです。お客さんそれぞれの好みに合わせて渡しているものではありません。そういった意味では、路上のティッシュ配りや一方的に送っているダイレクトメールと似ていますよね。
ところで、あなたはダイレクトメールの反応率がいったいどの程度あるのか知っていますか?
広告業界ではこの反応率のことを「センミツ」と呼んでいます。センミツとは「1000通送ったらだいたい3件の申し込みがある」といった意味です。
つまり、DMを1000通送ってもたった3通だけしか反応がなく、残りの997通はゴミ箱行きになっていることがほとんどなのです。それから比べるとニュースレターは、はるかに、はるかに、しっかり読まれていると思いませんか?
しかし、それでもやっぱり100%全ての人に持ち帰ってもらうというわけにはいかないでしょう。これはよくよく考えてみれば当然のことです。
そもそもお客さんには、さまざまな方がいらっしゃいます。
ニュースレターのような情報紙を好んで読み、そのうえ大切に保管しておいてくれる方もいれば、そもそも文章を読むこと自体が大嫌いといったような方もいます。こういった様々な人たちに向けて画一的にお渡ししているものですから、100%全ての人がしっかり読んでくれることの方が珍しいと思いませんか?
なので、たまたま捨てられていたり、読まずに置きっ放しにされているのを目にしたからといって、すぐにマイナス思考に陥ってしまうのはやめて下さいね。
以前、ティッシュ配りをしていた知人がこう言っていました。「ティッシュが欲しいからください」ってわざわざもらいに来る人もいるんだと。同じように、ニュースレターだって、毎月心待ちにしている方もたくさんいらっしゃいます。
発行者側からすると、捨てられているニュースレターはやけに目につくものです。でも、しっかり持ち帰って読まれているニュースレターは、ほぼ目につくことはありません。実は、このあまり目につかないところに、ニュースレターを楽しみにしている方が大勢いるのに…。
それなのに、たった1回捨てられているのを見ただけでニュースレターをやめてしまったら… これまで楽しみにしていたお客さんにとってはとても残念なことですよね。
繰り返しますが、受け取ったニュースレターを捨ててしまうお客さんも当然います。しかし、そういった捨てる方よりももっともっと大多数のお客さんがニュースレターを喜んでくれているとしたら…
果たして、それをやめることが本当の正解なのでしょうか?
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