なぜニュースレターって出さなきゃいけないの?
- ニュースレターを成功に導く考え方
- 2023-06-12
メディカルコンテンツ株式会社 代表 田中 巧
「なぜニュースレターを出さなくてはいけないのか?」と訊かれたら、あなたは何と答えますか?
「売上アップのため」でしょうか?もちろん、結果的には売り上げに結び付くツールではありますが、少し違います。
このブログでもたびたびお話していますが、ニュースレターを出す目的は「お客様との人間関係を育む」ことです。
その結果、離反するお客様が減り、リピートが増え、紹介も増えていき、売上がアップするようになるのです。売上が上がるのは結果ではありますが、ニュースレター本来の目的ではないのです。
これをもっと理解してもらえるように、身近な例でたとえてみましょう。
たとえば、あなたは「お金目当てで自分に近づいてくる人」と良好な人間関係を築きたいと思いますか?それよりは、自分と気の合った人と人間関係を築きたいと思いますよね?そしてもちろん、結果的に後者のほうが、関係は長続きするのではないでしょうか?
つまり、「ニュースレターを使って儲けてやろう!」といった姿勢で取り組むと、間違いなく空回りしてしまいます。
したがって、ニュースレターでは、人間関係を築くことだけに注力しましょう。商品やサービスの売り込みは、お客様が「店頭に来られた時」や、ニュースレターに同封する「チラシ」や「セールスレター」で行ってください。
ちなみに、売り手と買い手を繋ぐものは二つしかありません。
まず、一つ目は「サービス」です。お客様に何か必要性が出たとき、それを解消してくれる商品やサービスがあれば、お客様は買ってくれます。
そして、もう一つは「人間関係」です。人間関係がなければ、たとえ商品やサービスがあってもお客様は他のライバルへ行ってしまいます。
実は意外にも、人間関係を切ってしまうのは、買い手ではなく、売り手側の方です。
一度でも縁のあったお客様にハガキ一枚も送らないお店って結構ありますが、これは「縁切り」と同じことではないでしょうか?
おそらく、お客様一人一人に「手紙」や「ハガキ」を書くのが大変なので、それを効率化したツールとして「ニュースレター」が生まれたのでしょう。
最後に、繰り返しもう1度お話しますが、ニュースレターを出す目的は商品やサービスを売り込むことではありません。お客様とのより良い人間関係を育むことです。
その結果、離反するお客様が減り、リピートが増え、紹介も増えていき、売り上げがアップするようになるのです。
ぜひ、今回お話させていただいたことを念頭に置いて、ニュースレターの発行に取り組んでみてくださいね。