相乗効果倍増!LINE公式アカウントとニュースレターのうまい使い方
- ニュースレターの上手な使い方
- 2023-05-22
メディカルコンテンツ株式会社 代表 田中 巧
突然ですが、あなたは『LINE』を使っていますか?
最近は使っていない人を探すのが難しいほど、LINEはいま隆盛を極めていますよね。2022年12月時点で日本の人口の75%にあたる約9,400万人に利用されているそうです。すごい数ですね。
また、最近はこのLINEをお客を集めるためのマーケティングツールとして活用する企業やお店も増えています。こういったマーケティングツールとして活用できるサービスのことを「LINE公式アカウント」と言いますが、あなたもよく行くお店の「LINE公式アカウント」に登録していたりしませんか?
登録するとそのお店のお得情報が流れてきて何かと便利だったりします。「LINE公式アカウント」は企業の大小に関わらず、どんな企業やお店でも活用することができます。また、アカウントを開設すればすぐに使えるので、積極的に活用したほうが良いでしょう。
LINE公式アカウントの開設方法についてはこちらのサイトを参考にしてくださいね。さて今回のこのブログでは、デジタルツールである「LINEの特徴」と「LINEとニュースレターとの関係性」について、いろいろお話ししていきたいと思います。
現在すでにLINE公式アカウントに取り組まれている方も、また、これから始めようか検討されている方にもとても参考になる話になると思いますので、どうぞ最後までお付き合い願います。
1.LINEは実店舗と相性がいい
LINEは店舗型ビジネスと抜群に相性のいいSNSです。その理由は、LINEが持つ独特の文化にあると思います。
LINEは家族や友だち、同僚といった顔見知りと繋がるツールとして定着しているため、顔を合わせて接客する店舗商売では、お客様に直接呼びかけると比較的簡単に友達登録してもらえます。つまり、地域密着型の店舗にとってこのLINEは打ってつけのツールになると思います。
2.LINEの友だちを増やすカギは、関係性が重要
LINEが顔見知りと繋がるツールだといっても、誰とでも『LINE友だち』になるわけではありません。LINE友だちになるとすれば、人間関係の濃い人やお店だけでしょう。なので、日ごろから人間関係を育んでいるお店であればあるほどLINE友だちになってくれやすいでしょう。
そして、ここで日ごろから発行している紙媒体の「ニュースレター」が活きてきます。LINEはあくまでも「セールスツール」、そして、ニュースレターは「コミュニケーション」をメインとしたツールです。
つまり、お客様と接触するという同じ目的を持ったツールでも、デジタルツールの「LINE」と紙媒体の「ニュースレター」とでは根本的に役割が違うのです。
ニュースレターを使って人間関係を深め、LINE公式アカウントに登録してもらい、LINEでセールスをする。これがニュースレターとLINEを組み合わせた正しい使い方になります。
3.なぜ、LINE公式アカウントとニュースレターは相性がいいのか?
先ほども「ニュースレターを使って人間関係を深め、LINE公式アカウントに登録してもらってセールスをする」これが正しい使い方と述べました。なぜなら、LINEとニュースレターは双方の目的が両極端だからです。
ニュースレターは人間関係を育むことに特化したツールなのでセールスには向きません。したがって、ニュースレターの中でセールス的なことを書くと読者さんに毛嫌いされ、読んでもらえなくなります。
一方、LINE公式アカウントはセールスに特化したツールですから、コミュニケーションツールには向いていません。LINEで近況報告などを送ってコミュニケーションを図ろうとすると、うっとうしがられてブロックされてしまうことでしょう。
共にそれぞれ「コミュニケーション」「セールス」に特化しているため、お互いを補完し合うためにも一緒に使うと相乗効果が生まれます。だからこそLINEとニュースレターはとても相性がいいのです。
4.顧客フォローは「LINE」だけでもいいのでは?
新たなSNSが登場するたび「ニュースレターの代用にならないか?」と模索されている方もいらっしゃると思いますが、やはりSNSはどこまで行ってもデジタルの媒体です。老若男女すべてのお客さんをフォローできるアナログの紙媒体を超えることはできません。
もちろん、LINE公式アカウントがあっても全てのお客さんが快く登録して下さるとは限りません。また、登録するのは簡単ですが、反面、うっとうしいと思われるとすぐにブロックされてしまうといったデメリットもあります。
先ほども述べたように、LINEはセールスに特化したツールです。したがって、セールスのためのツールとしてLINEを最大限活用するのが好ましいでしょう。
5.なぜ、LINEはコミュニケーションツールには向いていないのか?
上述した通り、LINEは人間関係を構築するコミュニケーションツールには向いていません。
例えば、あなたがあるお店のLINE公式アカウントに登録したとして、そのお店から一斉配信で「今日は家族旅行で○○に来ています。天気がとっても良くて有意義な時間を過ごしています!」といったプライベートなメッセージが届いたらどうでしょう。「だから何…??」って思ってしまいませんか?(笑)
もし、LINEでプライベートな内容を綴ったメッセージを送るなら、「1対1」でなくてはいけません。一斉配信でこういったコミュニケーション系のメッセージを送ることは、LINEでは場違いなメッセージになってしまいます。
ちなみにこの後でもお伝えしますが、LINEの特徴は「開封率とクリック率の高さ」です。したがって、プライベートな情報を発信するよりもセールスに使うほうが断然優れています。
人間関係を作る役割は紙媒体の「ニュースレター」に任せて、「LINE」ではセールスに特化して活用するほうが有効です。
6.LINEでのセールスは簡単!
LINEでの文面ですが、正直、長文メッセージは嫌われ、簡潔なメッセージが好まれます。これはセールスをする時も同じです。
セールスの場合も以下のような簡潔なメッセージを送りましょう。
「●月●日~●月●日まで××キャンペーンをします。ご興味のある方は是非お越しください!」
「今、予約が空いているため、すぐに施術できます!」
これに簡単な「あいさつ文」「絵文字」なんかを添える程度でいいでしょう。こんな簡潔なセールスツールは他にないのではないでしょうか?
まとめ
無料から始められるセールスツールとして、現時点では「LINE公式アカウント」を凌ぐものはないと思います。したがって、紙媒体のニュースレターを出している店舗にはこれ以上ない打ってつけのツールになるでしょう。
現状ではこのLINE公式アカウントを開設しない理由はありませんので、ぜひ取り組まれてみてください。
ただし、医療機関様が利用される場合は「医療広告ガイドライン」というものがありますので、このガイドラインの枠組みの中で取り組まれることをおすすめします。LINE配信に関係した医療広告ガイドラインにつきましては、お近くの保健所へお問合せください。