相乗効果倍増!LINE@とニュースレターのうまい使い方
- ニュースレターの上手な使い方
- 2018-01-22
メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
突然ですが、あなたは『LINE』って使っていますか?
最近は使っていない人を探すのが難しいほど、LINEはいま隆盛を極めていますよね。2017年6月時点で、日本の人口の50%以上にあたる約6,600万人に利用されているそうです。すごい数ですね。
また、最近はこのLINEを、お客を集めるためのマーケティングツールとして活用する企業やお店も増えていますよね。こういったマーケティングツールとして活用できるサービスのことを「LINE@(アット)」と言いますが、あなたもご近所のお店の「LINE@」を登録していませんか?
登録するとそのお店のお得情報が流れてきて、何かと便利ですよね。よく「LINE@を使っているのは大企業だけでしょ?」と誤解される経営者さんもいらっしゃいますが、実は「LINE@」は、企業の大小に関わらず、どんな企業やお店でも活用することができます。LINE@はアカウントを開設すればすぐに使えるので、積極的に活用したほうが良いツールでしょう。
LINE@の開設方法については、各々ネットで調べていただくとして、今回のこのブログでは、デジタルツールである「LINE@の特徴」と、「LINE@とニュースレターとの関係性」について、いろいろお話ししていきたいと思います。
現在、LINE@に取り組まれている方も、また、これから始めようか検討されている方にもとても参考になる話になると思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。
1.LINE@は実店舗と相性がいい
LINE@は店舗型ビジネスと抜群に相性のいいSNSです。その理由は、LINEが持つ独特の文化にあると思います。LINEは家族や友だち、同僚といった顔見知りと繋がるツールとして定着しているからです。
顔を合わせて接客する店舗商売では、お客様に直接呼びかけると比較的簡単に友達登録してもらえます。つまり、地域密着型の店舗にとってもこのLINE@というツールは、打ってつけのツールになるでしょう。
2.LINEの友だちを増やすカギは、関係性が重要
LINEが顔見知りと繋がるツールだといっても、誰とでも『LINE友だち』になるわけではありません。LINE友だちになるとすれば、人間関係の濃い人やお店からです。なので、日ごろから人間関係を育んでいるお店であればあるほどLINE友だちになってくれやすいでしょう。
ここで、日ごろから発行している「ニュースレター」が活きてきます。LINE@はあくまでも「セールスツール」、そして、ニュースレターは「コミュニケーション」をメインにしたツールです。
つまり、お客様と接触するという同じ目的を持ったツールでも、デジタルツールの「LINE@」と、紙媒体の「ニュースレター」とでは根本的に役割が違うのです。
ニュースレターを使って人間関係を深め、LINE@に登録してもらってLINEでセールスをする。これがニュースレターとLINE@を組み合わせた正しい使い方になります。
3.なぜ、LINE@とニュースレターは相性がいいのか?
先ほどもお話しましたが、「ニュースレターを使って人間関係を深め、LINE@に登録してもらってセールスをする。」これが正しい使い方と述べました。なぜなら、LINE@とニュースレターは双方の目的が両極端だからです。
ニュースレターは人間関係を育むことに特化したツールなのでセールスには向きません。したがって、ニュースレターの中でセールス的なことを書くと読者さんに毛嫌いされ、読んでもらえなくなります。
一方、LINE@はセールスに特化したツールですから、コミュニケーションツールには向いていません。LINEで近況報告などを送ってコミュニケーションを図ろうとすると、うっとうしがられてブロックされてしまうことでしょう。
共にそれぞれ「コミュニケーション」「セールス」に特化しているためお互いを補完し合うためにも、一緒に使うと相乗効果が生まれます。だからこそ、LINE@とニュースレターはとても相性がいいのです。
4.顧客フォローは「LINE@」だけでもいいのでは?
新たなSNSが登場するたび「ニュースレターの代用として使えないか?」と模索されている方もいらっしゃると思いますが、やはりSNSはどこまで行ってもデジタルの媒体です。アナログの紙媒体を超えることはありません。
LINEを使っていても、全てのお客が快くLINE@に登録して下さるとは限りません。また、登録するのは簡単ですが、反面、鬱陶しいと思われるとすぐにブロックもされてしまうといったデメリットもあります。
先ほども述べたように、LINE@はセールスに特化したツールです。したがって、セールスのためのツールとしてLINE@を最大限活用するのが好ましいでしょう。
5.なぜ、LINE@はコミュニケーションツールに向いていないのか?
上述した通り、LINE@は人間関係を構築するコミュニケーションツールには向いていません。
例えば、あなたがあるお店のLINE@に登録したとして、そのお店から一斉配信で「今日は○○に来ています。とても有意義な時間を過ごしています!」といったメッセージが届いたらどうでしょう。「はっ、だから何?」となりませんか?(笑)
もし、LINEでプライベートな内容を綴ったメッセージを送るなら、「1対1」でなくてはいけません。一斉配信でこういったコミュニケーション系のメッセージを送ることは、LINEでは場違いなメッセージになってしまいます。
お正月に「おけましておめでとう!」ってLINEやメールで一斉送信してくる人もいますが、受け取った方は「無作法な人…」って思ったりしませんか?もしかしたら、これと同じ感覚なのかもしれませんね(苦笑)
この後お話ししますが、LINEの特徴は「開封率」と「クリック率の高さ」です。なので、プライベートな情報を発信するよりもセールスに使うほうが断然優れています。
人間関係を作る役割は紙媒体の「ニュースレター」に任せて、「LINE@」はセールスに特化して活用するほうが有効です。
6.LINE@でのセールスは簡単!
LINEでの文面ですが、正直、長文メッセージは嫌われ、完結的なメッセージが好まれます。これはセールスの時も同じです。
セールスの場合も以下のような簡潔なメッセージを送りましょう。
「●月●日~●月●日まで××キャンペーンをします。ご興味のある方は是非お越しください!」
「今、予約が空いているため、すぐに施術できます!」
これに簡単な「あいさつ文」「絵文字」なんかを添える程度でいいでしょう。こんな簡潔なセールスツール他にないのではないでしょうか?無料で使えるセールスツールとしてLINE@を凌ぐものはないと思います。したがって、ニュースレターを出している店舗にはこれ以上ない、打ってつけのツールになると思います。
現状では、このLINE@はやらない理由はありませんので、ぜひ、ライバル店が始める前に取り組まれてみてください。
ただし、医療機関の場合は「医療広告ガイドライン」というものがありますので、医療ガイドラインの枠組みの中で取り組まれることをおすすめします。LINE@に関係した医療ガイドラインにつきましては、お近くの保健所へお問合せください。
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