お客さんが予約しやすいニュースレターになっていますか?
- ニュースレターの上手な使い方
- 2023-03-27
メディカルコンテンツ株式会社 代表 田中 巧
私は仕事柄、たくさんのニュースレターを目にする機会がありますが、その中で初歩的な失敗をしているニュースレターをときどき目にします。
その初歩的な失敗とは何かというと、「連絡先がどこにも載っていない」ことです。
意外にも「注文先の電話番号」さえ載せていないお店や会社があったりするのです。
連絡先をしっかり入れることは本当に初歩的なことになるのですが、実は奥の深い初歩であったりもします。
そこで今回は、この「連絡先の記載」についてお話をさせていただければと思います。
さて、ニュースレターに必ず載せなくてはいけない連絡先といえば、ざっと思いつくだけでもこれくらいはあるでしょう。
1、お店や会社の住所
2、電話番号(注文先電話番号)
3、ホームページURL(または「●●で検索」といった表記)
4、営業時間
5、定休日
6、ホームページやSNSにアクセスできる「QRコード」
7、FAX番号
8、Eメールアドレス
特に、この中の1~5までは必ず載せるようにしましょう。また、6以降もあれば載せるようにしてください。
6の「QRコード」は印刷物のニュースレターととても相性が良いので、ホームページやSNSの「QRコード」を取得したら必ず載せておくようにしましょう。
さて、ここからが本題ですが、あなたのご商売で最も多く問い合わせの入る連絡先はどれでしょう?
ホームページからでしょうか?それとも電話からでしょうか?
おそらく「電話」からのお問合せがやっぱり一番多いのではないでしょうか?
もしそうでしたら、最も多くお問合せが入る「電話番号」を一番大きく表示させてみてください。大きさはお店や会社の名前よりも大きく表示させてもいいかもしれません。
多くの人は、大きく書かれたところに強い印象を持つ でしょう。これはニュースレターに限らずどの販促物でも同じです。
つまり、大きさとは「メッセージ」なのです。
電話番号を大きく載せることは「ここに電話をかけてください!」という強調したメッセージになります。逆に小さく載せることは「体裁上載せておきました」というメッセージになってしまいます。
今の時代「電話」「ホームページ」「Eメール」など、連絡するための間口は数多くあります。もちろん、お客様によって連絡をしやすい手段もさまざまです。したがって、連絡先の間口はできるだけたくさん載せるほうが絶対によいでしょう。
ただし、これに随伴して生じる問題もあります。それは「どれに連絡したらいいのか?」とお客様を迷わせてしまうことです。連絡先の間口が増えるとお客様は必ず迷ってしまいます。
そこで、あえて最も連絡が多いものを1つだけ選び大きく載せて強調することで、「ここに連絡して」という意思を表せるので、お客様の迷いをなくすことができるのです。
連絡先の記載はついつい気を抜いてしまったり、忘れてしまったりするところでもありますので、しっかり大きくわかりやすく載せるようにしてくださいね。