ビジネスでもプライベートでもフォローは同じ
メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
今回は「リピーターを増やすための考え方」についてお話しします。
お店や会社の売上を上げるには、お客さんに継続的にリピートしてもらう必要がありますよね。
そのためには、お客様の離脱やライバルへの流出を減らすことが何よりも重要です。
さて、ここでちょっと「店舗ビジネス」や「通信販売業界」のお話しをさせていただきます。
実はこういった業界でお客さんの離脱が最も多いのは、初めての来店(購入)から2度目の間なんだそうです。
つまり、新規のお客になってくれたはいいが、その後リピートしてくれないお客さんが最も多いのです。
したがって、こういった業界ではただ漠然と「離脱を減らそう」とは考えず、「いかに2度目の来店(購入)へと繋げるか」を考え、あらゆる対策をしています。
飲食業や美容業などの店舗ビジネスのリピート戦略について書かれた「1回きりのお客様を100回客に育てなさい!」という書籍をご存知でしょうか?
この中には、次のような一文があります。
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初来店から3ヶ月以内に1回しか来てくれなかったお客さんと、3ヶ月以内に2回以上来てくれたお客さんとでは『固定客』になる割合が“7倍”も違う
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このような結果が出ているそうです。
もちろん、この「3か月間」という期間は業種・業界によって多少の違いはあるものの、初来店の後にいかに次の来店に繋げることができるかどうかが、重要なリピート戦略になるということのようです。
ちなみに、よくよく考えると、こういったことって何もビジネスだけに限ったお話だけではないような気がしませんか?
たとえば、あなたが気になっている人と初めて食事をしたとしましょう。
その人のことがとても気になり、次にまた会う約束を取り付けたいと思った時、どういった行動をとりますか?
食事を終えた翌日にでも、お礼の電話やメールをしたりするのではないでしょうか?
もしかしたら、その日のうちに次に会う約束を取り付けちゃうかもしれませんね。
そして、その後もひんぱんにメールや電話をして交流を深めようとするのではないでしょうか。
このように、プライベートでは本能的に相手にまた会ってもらう(リピート)ための行動を誰もが行っています。
でも世の経営者さんは、ビジネスになるとプライベートでしていることとは別の思考で考えがちではないでしょうか?
しかし、そんな別の思考なんて全く必要ありません。
普段プライベートでやっていることと同じようにやったらいいんです。
つまり、プライベートでもビジネスでも、フォローの考え方は同じなのです。
したがって、「なかなかお客さんがリピートしてくれない…」と悩んでいるのであれば、まずは初回購入から2度目の購入をしてもらうためにどのようにお客さんをフォローしていくのかを決め、それを実行に移してみてはいかがでしょうか。
この仕組みを築くことができれば、あなたが行っている集客や販促に必ず大きなインパクトを与えてくれるはずです。
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