しばらく音信不通だったお客さんに再びニュースレターは送るべき?
- ニュースレターを成功に導く考え方
- 2022-06-13
メディカルコンテンツ株式会社 代表 田中 巧
突然ですが、あなたは「年賀状」や「暑中見舞い」などを送られていますか?
送っているということであれば質問ですが、以前はまめに送っていたけど、いつしか送らなくなってしまった相手っていませんか?
おそらく「いる」と答えるのではないでしょうか?
年を重ねると年賀状だけの付き合いという知人も増えてくるものですが、そのやり取りすらもなくなると、その人のことを思い出すこともなくなり、すっかり疎遠になってしまうものです。
実は、以前ある経営者さんからこのような相談を受けました。
「数年前はニュースレターを出していたんですが面倒になってやめてしまった…。でも最近、やっぱり必要だと気づいた…。以前送っていたお客さんにも、また送り始めた方がいいのでしょうか?」
おそらくこの質問の意図は、しばらく音信不通だったお客さんに送ってもあまり成果につながらないのでは? といったところからでしょう。
結論から言いますと、しばらく音信不通だったお客さんにもやはり送り始めた方が良いでしょう。
ニュースレターは、過去に関わりのあったお客さんとつながりを保つ「フォロー」の役割があります。
それは「うちのお店(会社)のことを忘れないでください」といったメッセージです。
しかし、そういったフォローを一切やめてしまうと「人間は忘れる動物」なので、忘れられても仕方がありません。
せっかく一度はご縁があったのに、こちらのフォロー不足で忘れられてしまうのはちょっと残念な状況ですよね。
でも、一度止めてみて改めて顧客フォローの大切さに気づいたようでしたら、連絡を再開されてみて下さい。ニュースレターを送るのはもちろん、ハガキを出してもいいと思います。
ただし、いきなり「宣伝」めいたモノを送るのは考えものです(苦笑)
年賀状でも、しばらく音沙汰がない相手から「マイホームを買いました」といった類のものが届いたら「なんだ、自慢したいだけか~」って思ってしまいますよね(笑)
なので、しばらく連絡が空いてしまっていたお客さんには「売り込みは一切排除して」あくまでさりげなく連絡することが大切です。
もし、ニュースレターを以前送っていたのであれば「しばらく休刊していましたが再開しました」といった挨拶は冒頭に必ず書くようにしましょう。
久々に届くと、お客さんの中には「今さら何だ?」とネガティブに反応する人もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それにもめげず連絡を取り続けていると、いつしか以前のような“心のつながり”が復活し、やわらかい対応をしてもらえる日がやってくるはずです。
なぜなら、人間の脳は「忘却」という優れた機能を持っていますから、フォローを再開すると以前放っておかれていたことなんて忘れてしまうものだからです(笑)
したがって、フォローの重要性にいま改めて気づいたようなら、疎遠になってしまっていたお客様にも恐れずにコンタクトを再開してみましょう。「ニュースレター」はまさにそのための最適なツールです。
しばらく音信不通だったお客さんにフォローを再開すれば、また新たな人間関係がスタートしますよ!(絶対に)