影響力の武器をニュースレターで活用するには?
ビジネスでも避けられない「好き嫌い」の問題
人間関係では必ず「好き嫌い」や「相性」がありますよね。
これはビジネスの場面でも同じです。誰しも嫌いな人とはなるべく仕事をしたくありませんし、商品やサービスだって嫌いな相手から買いたくないと思うのが当たり前でしょう。
では、どうすればお客様から好意を持ってもらえるのでしょうか?
『影響力の武器』が明かす「好意」のメカニズム
実は、この人間関係において「相手から好意をもたれる方法」を分析し、それを理論化した人がいます。
それは、社会心理学者のロバート・B・チャルディーニ氏です。
チャルディーニ氏の著書『影響力の武器』は、人が無意識のうちに影響を受けるメカニズムを科学的に解明した世界的ベストセラーです。マーケティング、営業、コミュニケーションなど、あらゆるビジネスシーンで応用されている必読書として知られています。
今回は、このチャルディーニ氏が分析した「相手に好意をもたれる4つの要素」をニュースレターでどう活用できるかを詳しく解説します。
相手に好意をもたれる4つの要素をニュースレターでどう活用するか
1外見的な魅力:第一印象で読まれるかが決まる
相手から好意をもたれるために「見た目」はとても重要な要素になります。
ニュースレターでの実践方法:
- 読みやすいレイアウトを意識する
- センスの良いデザインやイラストを使用する
- 適切な字体とフォントサイズを選ぶ
- 余白を十分に取り、窮屈な印象を避ける
パッと見の印象次第で、読まれるものになるか、捨てられるものになるかの大きな分かれ道になります。「手作り感」は大切ですが、「雑な印象」にならないよう注意しましょう。
2類似性:「この人、私と同じだ」と思わせる
人は、自分と似た人を好きになりやすいという心理があります。
ニュースレターでの実践方法:
- 趣味の話を積極的に書く
- 家族の日常エピソードを共有する
- 好きな食べ物、音楽、映画などを紹介する
- 価値観や考え方を率直に表現する
「院長の田中は、実は大のコーヒー好き。毎朝必ず豆を挽いて淹れるのが日課です。休日は近所のカフェ巡りをして、美味しいお店を探すのが趣味なんです」
こういった自己開示をしていくことで、お客様に「私と同じことに興味を持ち、同じことを考えているのね」と思ってもらえれば、自然と親しみを持ってもらうことができます。
3単純接触効果:繰り返し会うことで好意が生まれる
人は、繰り返し接する人に好意を抱きやすくなるという効果があります。
これは、ニュースレターというツールが最も得意とする分野です。
ニュースレターでの実践方法:
- 毎月決まった時期に発行する
- 最低でも6ヶ月以上は継続する
- ご家族の目にも触れるよう、リビングに置いてもらえる内容にする
- 「次号予告」を入れて、次回も楽しみにしてもらう
この効果を発揮させるためには、ニュースレターを継続することが何より重要です。単発で終わってしまっては、全く効果を発揮しません。「下手でもいいから継続する」ことが成功の秘訣です。
4連合:楽しい記憶と結びつける
人は、好ましいものと結び付けられた人を好きになるという心理があります。
ちょっと難しい概念ですが、これをニュースレターで実践するには、「名物コーナー」を作ることが効果的です。
名物コーナーの例:
- 毎回登場するキャラクターの4コマ漫画
- お客様からの質問に答える「Q&Aコーナー」
- 地域の季節情報や豆知識コーナー
- スタッフリレーエッセイ
- 簡単レシピやストレッチ紹介
多くのお客様が楽しみにしてくれるコーナーがあると、その記事を読む「楽しさ」とあなたのお店のイメージが結び付けられます。
その「楽しい」というポジティブな感情が、そのままあなたのお店の印象になるのです。
ニュースレターは「好意」を育てる最強ツール
4つの要素を振り返る
- 外見的な魅力 → 見やすく美しいデザイン
- 類似性 → 趣味や価値観の共有
- 単純接触効果 → 継続的な発行
- 連合 → 楽しいコンテンツとの結びつけ
これらの要素を意識してニュースレターを作ることで、お客様からの好意を自然と獲得できます。
このように「ニュースレター」は、相手に好意をもってもらえる要素が存分に詰め込まれたツールです。
お客様があなたのお店を、そして、あなた自身を好きになってくれる。そんな理想のニュースレターを目指して発信していってくださいね。
今日から始められる具体的アクション
- レイアウトを見直し、読みやすさを改善する
- 自分またはスタッフの趣味や日常のことを1つ紹介する
- 継続スケジュールを決めて、カレンダーに記入する
- お客様が楽しみにする「名物コーナー」を1つ考える
小さな一歩から始めて、お客様との信頼関係を着実に築いていきましょう。






