ニュースレターに××の話を書くとリピーターが減る!?
- ニュースレターの反響を高めるには?
- 2017-06-12
メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
ニュースレターを作るとき、作成者が共通して持つ悩みは「コンテンツの中身」ですよね。
どんなネタなら興味を持たれるのか?
どんな話題なら集客につながるのか?
これはなかなか答えの出ない問題でもあります。
ところで、先日こんなことがありました。
ニュースレターを発行している社長さんから、「長くお便りを出しているけど、なかなか結果につながらない……」という相談を受けたのです。
その社長さんはご自身でニュースレターを作っているのですが、「読者の反響を聞いたことがない」「読まれているという手ごたえを全く感じない」と悩んでいるようでした。
ちなみに、その社長さんの作った最新号を見せてもらったのですが、見た目もとてもきれいで、とくに問題はなさそうな感じです。
私の経験上、「これなら何か反響があってもよさそうなのに……」と思うものでした。しかし、今までのバックナンバーを一通り見てみると、だんだん反響のない理由がわかってきました。
実は、この社長さんの書く記事、結構「ネガティブ」なのです。
特に目立ったのが、社長さんご自身の「病気」の話。この社長さんには持病があり、闘病生活や現在の病気の状況が頻繁に書かれていました。
もちろん、ご自身にとって「自分の病気の話」は、発信する情報として価値あるものなのかもしれません。しかし、病気の話題はちょっとトーンが暗くなりがちです。
ニュースレターを読む方は基本、そのレターを「息抜き」として読んでいる方が多いので、重い話を読みたいと思う人はかなり少数だと思います。
また、読み手のお客様の立場として考えてみれば、
「元気な人にサポートして欲しい」
「元気な人からサービスや商品を買いたい」
無意識的に、こう思うものではないでしょうか。
そこで私はその社長さんに、これからのニュースレターは病気には触れないようお伝えしました。
そして、もっと身近で軽い、社長さんやスタッフの近況や世間話だったり、読者を楽しませることに徹する内容にするようアドバイスしました。
数か月後、再び社長さんにお話しを伺うと、心なしか表情は明るくなっていて、
「初めて『お便り、おもしろいですね』といわれました」
「『今月はまだ出ないの』と聞かれて、作るのが楽しくなった」
「ニュースレターをきっかけに、リピーターが増えてきた」
と、うれしそうにお話しされました。
今回お話しした社長さんのエピソードでもわかるように、発信者側の「人となり」が表れる媒体であるニュースレターは、元気で明るく、はつらつとした内容にするのが基本です。
これはニュースレターだけでなく、「ブログ」や「SNS」でもいえることです。
ビジネスとしてブログやSNSで情報を発信している人は、ネガティブなことを書くのは注意した方がいいですね。
特にSNSは必要以上に拡散する場合がありますから、この点はくれぐれも気をつけましょう。
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