型やぶりなメッセージを発信してファンを増やす方法
- ニュースレターの上手な使い方
- 2026-02-24
「アルコール依存症の寛仁親王であります…」
型やぶりな自己紹介ではじまった講演がありました。
ヒゲをたくわえ「ヒゲの殿下」の愛称で国民に親しまれた寛仁親王(ともひとしんのう)の講演です。
親王は「月給4万円の勤め人生活」を送ったり、ラジオ「オールナイトニッポンのDJ」を務めたこともあったといいます。現在もなお、深夜番組に出演した初の皇族として記憶されています。
「大学時代から飲んでいるので急に依存症になったと取られるのは心外。終生依存症とご理解ください(笑)」
自虐的なネタを惜しげもなく話すその人柄が皇室をより身近に感じさせ、親王のファンになった方が多かったといいます。
皇族と聞けば「堅苦しい家柄だから…」と思われがちです。ほとんどの皇族の方はあまり派手な振る舞いをしませんし、ましてや自分のことを「アル中だ」とは普通は言わないでしょう。
しかし、こういった「普通ではないメッセージ」こそが、ビジネスを行う私たちにとって重要なカギになるのです。
「普通のメッセージ」は、実は誰にも届いていない
チラシやホームページ、ニュースレターなど、私たちは日々さまざまなメッセージを発信しています。
しかし、「当院は地域密着で丁寧な治療を心がけています」——こうした優等生的な言葉は、正直なところお客さんの記憶にほとんど残りません。
なぜなら、似たようなメッセージがすでに世の中にあふれていて、脳が自動的にスルーしてしまうからです。
メッセージを「普通ではないもの」に変えるだけで、読んだお客さんの目を釘づけにすることができます。結果として「ファンになってもらえる」「来店してもらえる」「他のお客さんを紹介してもらえる」という変化が起き始めるのです。
カギは「振り幅」にあった
では、「普通ではないメッセージ」はどうすれば書けるのでしょう?
そのカギは「振り幅」にあります。
「人間的なギャップがある人」に興味を持ったことはありませんか?
いつもは怖い不良が、捨て犬をすごく可愛がっていた。そんな何気ないシーンにグッときた経験は、誰にでもあるはずです。
これが「〇〇なのに××」という振り幅の力です。人は予想を裏切られたとき、強く心を動かされます。
💡 「振り幅」の法則
● 皇族なのに、アル中
● 不良なのに、動物好き
● 見た目怖そうなのに、甘いもの好き
話題になる商品にも、この構図が多く見られます。
■ 砂糖ゼロなのに、甘くて美味しい
■ しっかり食べても、ダイエット効果あり
■ ラーメンなのに、ヘルシー
■ かき氷なのに、温かい
こうした意外性を意図的に作り出すことで、読み手の記憶に残るメッセージになるのです。
「個性を出したらお客さんが離れるのでは?」という不安
「そんなことを書いたら引かれるのでは?」と感じる方もいるでしょう。
確かに、そのリスクがゼロとは言えません。しかし逆に、「強烈なファン」を多く生み出すことができます。
世の中の繁盛しているお店を見渡してみると、どこも個性的なお店ばかりです。アクがあるお店のほうが、固定客が多い傾向があります。「ラーメン二郎」はその典型例でしょう。
これは飲食店に限りません。歯科医院でも整骨院でもマッサージ店でも、個性が伝わる院長やスタッフのいるお店ほど、リピーターが集まる傾向があります。
では、どうやって個性を出せばいいのか?
一番簡単なのは、「あなた自身の意外な趣味」や「意外な特技」など、普段はお客さんに見せない部分をあえて書いて発信することです。
「先生が実はプロレスの大ファン」「スタッフが週末に農業をしている」——そういった情報が、ニュースレターを読んだお客さんの共感や笑いを生み、「あの先生のところへ行ってみたい」という気持ちにつながります。
こういった要素をニュースレターに絡めることで、より多くのファンを作ることができます。
まとめ:「普通ではないメッセージ」を出す2つの鉄則
今回のポイント
- 「〇〇なのに××」という振り幅を意識して、意外性のあるメッセージを作ること
- 普段はお客さんに見せない自分の一面を、ニュースレターや発信物にあえて書くこと
ぜひ一度、「私の〇〇なのに××」を考えてみてください。それをニュースレターに一言書き添えるだけで、読まれる・覚えてもらえる・ファンになってもらえる、大きな一歩になるかもしれません。
チラシやニュースレターは、書く内容が「普通」か「型やぶり」かで、その効果は大きく変わります。あなた自身の意外な一面が、お客さんをファンに変える最強のコンテンツになるのです。






