より良い人間関係を作るにはやっぱり「アナログ」が基本
メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
今回は、「より良い人間関係を作るにはやっぱりアナログが基本」こういったお話をさせていただきたいと思います。
少し前の話になりますが、アメリカのトランプ前大統領が当選した後、故・安倍元総理はいち早くトランプ氏に会いに行き、食事をしてゴルフを楽しみました。その様子をテレビでご覧になった方も多かったでしょう。
トランプ氏も終始上機嫌の様子で、安倍氏とトランプ氏は一定の信頼関係を築き上げたように見えましたよね。
このように、各国のトップはしばしば重要な相手国トップと直接会い、一緒に時間を過ごすことにこだわります。
現代は「電話」はもちろん、「メール」や「チャット」「スカイプ」など、さまざまな通信手段があって即時に情報を交換することができるはずなのに、どうしてこのような「直接会う」といったアナログ的な行為が、今でも大事にされているのでしょうか?
それは、交渉において「直接会って話す」ことは、やはりとても大きな効果があるからです。
心理学でも、目と目を合わせ言葉を交わすことで好意度が増し、自分の考えを納得してもらいやすくなるといった研究結果も出ているそうです。
人は、会ったこともない、話したこともない人を大切に思うことってあまりありませんよね。でも、直接話をしたことのある人は邪険にできないという気持ちが無意識のうちに働くものなのです。
もちろん、交渉の場合は利害が対立しているため、必ずしも相手が自分の思い通りになるということはありませんが、それでも、重大で微妙な判断を伴う問題であればあるほど、最後にはこのような心理が大きな差として表れてくるのです。
アメリカ第16代大統領、かの「リンカーン」も、「直接会って話すのがお互いの悪感情を一掃する最良の方法である」このような言葉を遺しているそうです。
デジタル技術がいくら発達しても、対人間においては、「アナログ」の力を絶対に無視することはできません。
むしろ、デジタルが発展し皆がデジタルを重視する時代だからこそ、「アナログの力をこれからどう使うか」で大きな差が生まれるのかもしれませんね。
ちなみに、私たちが提供している「ニュースレター」は、アナログの紙媒体のメディアです。
こういったアナログツールは、スタッフさんが笑顔やあいさつとともにお客様へ手渡しすることも多いでしょう。
こういった「人と人とのアナログ的なつながり」を繰り返すことで、好意や信頼関係が育まれ積み重なっていくことでしょう。
もちろん、ホームページを作りこんだり、SEO対策を行ったり、メルマガを発信したりなど、デジタルな情報発信ももちろん重要ですが、それとともに、手触り感のある「アナログツール」を出すことで、集客効果はグッと高まっていくことでしょう。