世界最先端のマーケティング手法のお話
- 知らなきゃ損するマーケティングのお話
- 2020-08-11
メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
今回は、今世界の最先端のマーケティングはどっちの方向に向かっているのか? こういったお話をさせていただきたいと思います。
ここ数年、たくさんのお店や企業がデジタルメディアで情報発信していたりしますよね。
しかし、そんな時代だからこそ、紙メディア(印刷物)が重要になってきているのはご存知でしょうか?
世界のマーケターたちが集まって「今、最も売れる手法」をディスカッションするContent Marketing World(コンテンツマーケティングワールド)というイベント、あなたはご存知ですか?
その中で、アメリカで有名なマーケティングコンサルティング会社のContent Marketing Institute社を代表する辣腕マーケッター、ネナダ・セニック氏が、こんなことを言っていたそうです。
「ウェブサービスやSNS、アプリをはじめ 新しいものが次々と登場する今の時代、残念ながら紙媒体はあまり注目されていないようです。しかし、紙媒体はマーケティングの強力なツールとして力を発揮し得るものです」
セニック氏によると、サイトにアクセスしてきた人に「紙のカタログ」を送ったところ、それだけで購買額が28%もアップしたという結果になったそうなのです。
「人は紙に印刷された情報を読みたがっている」と最前線にいる彼はこう話していたそうです。
実は、時代の最先端を行く企業はみな、すでにこのことに気づいているのかもしれません。
例えば、あの「Google」はわざわざ紙のマーケティング雑誌「Think Quarterly」を立ち上げています。そして、世界のマーケターたちに送っているそうです。
ネットの最先端企業であるGoogleが、紙の雑誌を発行しているとは意外ですね。
また、一大多国籍企業として有名なヴァージン・グループ(Virgin Group)は「社内報」をネット上にアップしていましたが、それをやめてすべて紙媒体に切り替えたとのこと。
その切り替えた理由ですが「その方がより自分ごととして社員に読んでもらえる」といったことからだそうです。
確かにネットで読む情報はどこか「遠い」感じがしてしまいますが、同じ情報でも、紙に印刷されたものを手に持って読んだりすると、ずっと「近くなる」ような感じがしませんか?
Webとは比べものにならないくらい長い歴史のある紙媒体。
そこには、デジタルにはない読者に寄り添うようなやさしさや、温かみがあるようにも思えます。
そんな紙媒体だからこそ、世界のマーケターたちが注目し直しているのでしょう。
そしてもちろん、あなたがいまお客様に向けて出している紙媒体の「ニュースレター」にも、そういったやさしさや温かみ、そして、デジタルを超える「売りの力」が備わっているのだと私自身も確信しています。
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