人口が減っていくこれからの時代、集客の舵取りは?
日本の人口はどこまで減るのか
突然ですが、あなたは「人口減少」を自分のビジネスの問題として考えたことがありますか?
世界全体の人口は増え続けていますが、日本はまったく逆の道を歩んでいます。国立社会保障・人口問題研究所の推計(2023年)によると、2020年に約1億2,615万人だった日本の人口は——
- 2030年には約1億1,913万人(約700万人減)
- 2040年には約1億1,092万人(約1,500万人減)
- 2060年には約9,615万人(約3,000万人減)
- 2070年には約8,700万人(約3,900万人減)
と推計されています。わずか50年で、今の人口の約3割が失われる計算です。
この背景にあるのが「少子化」です。学習塾の閉鎖や学校の廃校はすでに身近で起きており、子どもや若い層をターゲットにしたビジネスはすでにジリ貧状態とも言われています。そしてこの波は、やがてすべての業界に波及すると予想されています。
人口が減ると「集客コスト」はどうなるのか
これまで人口が増え続けていた時代は、比較的低いコストで新規のお客さんを集めることができました。
集客コストをいかに下げ、いかに多くのお客さんを安く集めるかという方法論だけでも、ビジネスは十分に成立していたのです。
しかし、人口が減ると、集客にかかるコストはじわじわと上がっていきます。
新規客の母数そのものが減るわけですから、当然の流れです。もちろん集客コストを下げる努力は今後も大切ですが、いずれ限界はやってきます。
💡 では、増え続けるコストはどこで回収するのか?
答えはシンプルです。それは「継続」です。
一度来てくださったお客さんに何度も来てもらう。数回だけだったお客さんとの取引を10回・20回と積み重ねていく。いかにお客さんに継続してもらえるかが、これからの経営の重要なカギになります。
これからのマーケティングの中心は「関係を続けること」
つまり、これからのマーケティングの軸は「新しいお客さんを集めること」から「今いるお客さんとの関係を深めること」へとシフトしていきます。
・一度でも取引のあったお客さんを離脱させないための工夫
・数回だけだったお客さんとの関係を長期化させる仕組み
・定期的な接点を作り「また来たい」と思ってもらえる関係づくり
そのための手段として有効なのが、ニュースレターのような継続的にお客さんと接点を持ち続けるツールです。
毎月届くニュースレターは、お客さんとの関係を自然に維持し、「そういえば、あのお店に行ってみようか」と思い出してもらえるきっかけになります。
人口減少は避けられない現実です。だからこそ、今いるお客さんを大切にする仕組みを早めに作った経営者が、これからの時代に強くなれると私は考えています。
まとめ:人口減少時代の経営の軸
今回のポイント
- 人口減少により、新規客の集客コストはますます上がっていく
- 増えるコストを回収するカギは「継続」=既存客との関係を深めること
- ニュースレターなど、定期的な接点を作るツールの重要性が高まっていく
「人口減」という大きな流れを頭の片隅に置きながら、ぜひ日々の経営を見直すきっかけにしてみてください。
市場のパイが縮んでいく時代に、今いるお客さんとの関係を丁寧に育て続けること。それがこれからの時代を生き抜く、最も確かな経営戦略のひとつだと私は思います。






