人口が減っていくこれからの時代、集客の舵取りは?
- 知らなきゃ損するマーケティングのお話
- 2021-02-22
メディカルコンテンツ(株) 田中 巧
これから先、どの業界も必ず直面する問題があります。
それは「人口の減少」です。
世界の人口は伸びつつありますが、日本の人口は減りつつあります。
もちろん、政府も様々な策を打ってはいますが、どれも人口減を食い止める手立てにはなっていないそうです。
総務省統計局による「人口の推移と将来人口」では、2020年の人口(1億2580万人)と比較して・・・
2030年では1億1912万人(668万人減)
2045年では1億642万人(1938万人減)
2055年では9744万人(2836万人減)
2065年では8807万人(3773万人減)と予想されているそうです。
この人口減少の背景には、皆さんもご存知「少子化」があります。
子供の数は年々減少していく見通しで、子供を対象にしているビジネスはすでにジリ貧状態なのだそうです。
学習塾は少なくなったパイの奪い合いとなっていて、廃校になる学校も後を絶ちませんよね。
この人口減少(少子化)の波は、若い層をターゲットにしたビジネスから影響が出始め、いずれ全ての業界に行き渡ることが予想されています。
これまで、市場のパイ(人口)は増えていた時代でしたが、これからはどんどん減っていくことがすでに明らかになっています。
では、今まで経験した事のない環境の変化に、私たち経営者はどのように経営の舵を切ればよいのでしょう?
おそらくそれは「顧客と長く取引をしていくビジネス」にシフトしていくことだと思います。
これまでのように、人口が増え、全体のパイも増えつつある環境下では、比較的集客のコストも安価で、新しいお客様を集めることができました。
しかし、人口が減ってくると集客にかかるコストはどんどんかさむようになります。
だからこそ、このかさんでしまったコストはどこで回収するのかというと、それは「継続」になります。
つまり、いかに「継続」してお客様になってもらえるかが重要なカギになってくるでしょう。
これまでは「集客だけ」というビジネスモデルでもうまくいったかもしれません。
集客コストをいかに下げ、いかにたくさんのお客を安く集めるかといった方法論だけでもいけた時代だったと思います。
もちろん、集客コストを下げることは今後も大切ですが、いずれ限界がやってきます。
それよりも、いかに「お客様に継続してもらうか」という方向にエネルギーを傾けたほうが生産性は高くなるでしょう。
例えば、1回でも取引のあったお客様を離脱させないための工夫だったり、今まで数回だけだったお客様との取引を10回、20回と増やしていくための工夫だったり、お客様との関係を維持していく重要性は今後ますます高まっていくことでしょう。
つまり、お客様との関係性を維持するためのツールやイベントなどがこれからのマーケティングの中心になっていくはずです。
ぜひ、これをお読みのあなたは、こういった「人口減」のことを頭の片隅に置いていただいてご自身のビジネスに励まれてみて下さいね。
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